ガストン・バシュラールへの興味

これまでに詩集を数冊出版し、
自分が何を表現しようとしているのか、
頭の奥にはイメージがあるのだけれど、
なかなか言語化できずにいた。
 
数年前にふとしたことでG・バシュラールを知り、
彼の後半生のいくつかの書物に、
わたしが表現したいことに近い内容が書かれていた。
ようやくフィットしたものに出会え、
少しでもその世界を深めたいと思うようになった。
 
しかしながら、彼の書物は
哲学書に親しんでいないわたしにはなかなか難解で、
流れるようには読めない。
なので、ここに印象に残った言葉、
またそこから無限にふくらむイメージ・新たな知識を
自由に書き連ねようと思う。
 
まずは1章を読んで、印象的な部分を抜粋してみる。
それだけでも整理できそう。
 
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手元にあるのは、
 
『空と夢』宇佐見英治訳 法政大学出版局(叢書・ウニベルシタス 002)1968年
『空間の詩学』岩村行雄訳 ちくま学芸文庫 2002年
 
この2冊に加え『バシュラールの世界』(松岡達也著)を指南書として用いて、
この世界を紐解いていきたい。