2022-09-11から1日間の記事一覧

瀬崎祐詩集『水分れ、そして水隠れ』(2022.7刊)

詩集を手にしたとき、沼の水面がゆらいでいる映像が脳裏に浮かんだ。音も色もなくかすかにゆれる水面。そのイメージは、薄明るいのに霧で見通せず、足元は暗くてより見えない不思議なカバー写真から想起させられたのかもしれない。 読みはじめてすぐに、その…